●一般用医薬品のインターネット販売に対する日本薬剤師会の見解／公益社団法人日本薬剤師会 第79回定時総会の開催について／東日本大震災時におけるお薬手帳の活用事例について／サリドマイドの安全管理手順「ＴＥＲＭＳ」及びレナリドミドの適正管理手順「ＲｅｖＭａｔｅ」の見直しに関する意見募集への意見提出について／平成24年度厚生労働省予算に係る「薬剤師生涯教育推進事業」実施法人の公募について／ロンドンオリンピックに出場する薬学生の応援について
１．一般用医薬品のインターネット販売の件
生出副会長より、本日（6/7）午前中に「安心・安全な薬とサプリメントを考える議員連盟」の集会があり、そこで日薬は意見を述べたことが報告された。また、意見内容は、一般用医薬品のインターネット販売の規制緩和について反対するものであり、意見に合わせて、日薬サポート薬局を対象として実施した「薬局での一般用医薬品の相談対応等に関する調査」の結果も提出したことが補足説明された。
２．公益社団法人日本薬剤師会 第79回定時総会の件
山本副会長より、日薬では来る６月23日～24日、東京・江東区のホテルイースト21において「公益社団法人日本薬剤師会 第79回定時総会」を開催することが連絡された。また、同総会では従来の議案に加えて、新公益法人としての「理事の選任」等が議案となっていること、さらに総会終了後には理事会が開催されること等が補足説明された。
３．東日本大震災時におけるお薬手帳の活用事例の件
生出副会長より、日薬では昨年９月に東日本大震災時におけるお薬手帳の活用事例を収集したが、今般、集まった事例を取りまとめ、各都道府県薬剤師会宛に送付したことが報告された。また、報告事例は849件であったこと、報告は薬剤師のみならず、医師や看護師からもあったこと等が補足説明された。
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４．サリドマイドの安全管理手順「ＴＥＲＭＳ」等の件
生出副会長より、先般、厚生労働省は、サリドマイドの安全管理手順「ＴＥＲＭＳ」及びレナリドミドの適正管理手順「ＲｅｖＭａｔｅ」の見直しに関する意見募集を実施していたが、これに対して日薬は意見を提出したことが報告された。 また、意見内容は、①これらの管理手順は適正使用・安全性が担保できる範囲で段階的に緩和する必要があると考えること、②両製剤は院内のみの投与薬体制となっているので、院外処方による薬局でのリスク管理を導入することにより、患者に負担ををかけず安全管理をさらに向上させることも検討する必要があること、等からなることが補足説明された。
５．平成24年度厚生労働省予算に係る「薬剤師生涯教育推進事業」の件
生出副会長より、厚生労働省では平成24年度医薬分業推進関係事業の一環として「薬剤師生涯教育推進事業」を予定しており、これは「チーム医療・地域医療に貢献する薬剤師を養成すること」を目的としている。これより、本事業では、職種間の相互交流・相互理解を深める内容の研修も対象になると思われること等から、本件を各都道府県薬剤師会宛に案内したことが報告された。
６．ロンドンオリンピックに出場する薬学生の応援の件
生出副会長より、本年７月～８月に開催のロンドンオリンピックでは、競泳「女子百メートル平泳ぎ」に日本大学薬学部４年生の松島美菜さんが出場する。そこで、去る５月28日、日本大学薬学部において開催された同選手の壮行会に児玉会長が出席して挨拶を述べるとともに、全国の薬剤師を代表して応援金を贈呈したこと等が報告された。