第3の質問は「この薬を使うとき注意することは?」、
そして第4の質問は「副作用は?」です。
例えば薬の飲み方には、「毎食後3回服用」とか「一日2回服用」などいろいろありますが、一日2回しか食事をしないのに「毎食後3回服用」と言われたら、ちょっと困りますよね。薬を食後に飲むよう指示されることが多いのは、胃の中に食物がある状態で飲んだほうが胃に対する刺激が少ないという理由によるものがー般的です。ですから、例えば昼食を取らない方は、その代わりに何か軽いものを食べてから飲む等の工夫をし、適切な間隔を開けて3回という服用回数を守ることが大切です。薬の種類によっては、一日1回あるいは2回の服用で同じ効果を発揮する薬もありますので、病気の状態にもよりますが、医師や薬剤師に相談すればこういった薬に変更してもらうことも可能となります。
また、抗生物質などはー定期間飲み続けるよう指示されることがありますが、症状がなくなれは飲まなくてもいいと思っている方いらっしゃいませんか?うっかり薬を飲み忘れたときはどうすればいいのでしょう?風邪薬がほしいけれど仕事で車を運転しなければならないときは、ねむくならないようにするにはどんな薬がいいのでしょう?などなど単に「薬を飲む」というだけでも、医師や薬剤師に確認したり質問したほうがよいことって、案外多いんですよ。
次は「副作用」について。薬の副作用には、軽いものから、稀にしても命に係わるようなものまで様々です。副作用について質問するときは、その初期症状についての知識を得ておくこと、また、副作用かなと思ったら取り敢えず薬の使用を止めて、医師や薬剤師に確認することが大切です。肝臓や腎疾患の既往歴のある方、ご高齢の方などは副作用が強く出る可能性があるため、特に注意が必要とされている薬も少なくありません。また、過去に薬や食物によるアレルギー歴のある方、妊娠している可能性のある方なども注意か必要となります。このような方は、受診されたときや薬を買うときなどに、医師や薬剤師にその旨を必ず告げることが大切です。