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平成24年5月10日(要旨)

●医薬品のインターネット販売訴訟について/薬局実務実習トラブル対応事例集の作成について/福岡県薬剤師会「調剤システム処方IF共有仕様(NSIPS)」の日本薬剤師会への権利移管について【ご報告】

1.医薬品のインターネット販売訴訟の件

 児玉会長より、一般用医薬品のインターネット販売業者が、第1類・第2類医薬品の通信販売を行う権利の確認を求めた裁判について、去る4月26日、東京高裁においてこれを認める判決が言い渡されたが、これに対し5月9日、厚生労働省より、この判決を不服として最高裁へ上訴したとの発表があった。我々はこの裁判の当事者ではないが、国民の医薬品の安全性と適正使用の確保を重視する考えは一貫して変わらない。インターネットでの販売は、匿名性が高く、ネット販売された健康食品や脱法ドラッグによる健康被害の発生等に見られるように、現状では、国民の医薬品の適正な選択、使用、安全を揺るがしかねない販売方法であると考えている。一審判決は、そのような社会情勢を鑑みた結果であったが、今回の二審判決も、医薬品の適正使用に対する規制そのものを否定したわけでは決してない。この点をしっかり踏まえて、対応していきたい旨述べられた。

[9ページ, 1.1MB]



2.薬局実務実習トラブル対応事例集の件

 生出副会長より、日薬では平成23年8月に、平成22年度Ⅰ~Ⅲ期及び平成23年度Ⅰ期における薬局実務実習のトラブルにつき、全薬科大学・薬学部及び都道府県薬剤師会を対象にアンケートを実施し、すでに調査結果を報告したところである。その後、本会では本アンケートで報告されたトラブル事例を内容別に分類し、トラブルへの対応事例集を作成したことから、今般、各都道府県薬剤師会宛に送付したことが報告された。
 また、本資料は「学生と指導薬剤師用」と「指導薬剤師とスタッフ用」の2種から成ることが補足説明された。
(関連ページ:会員向けHP)

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3.福岡県薬剤師会「調剤システム処方IF共有仕様(NSIPS)」の件

 山本副会長より、福岡県薬剤師会「調剤システム処方IF共有仕様(NSIPS)」は、調剤鑑査システムや錠剤・散薬全自動分包機等の調剤システムを連動させるための共有仕様であるが、これについて福岡県薬剤師会と日薬で意見交換を行った結果、本年4月1日付でNSIPSの著作権を福岡県薬剤師会より日薬へ移管したことが報告された。
(関連ページ:一般向けHP)

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