|  サイトマップ  |  会員ID、パスワード設定  |  会員ID、パスワード設定マニュアル  |  ENGLISH  |

薬剤師になるには

 薬剤師になるためには、薬剤師国家試験に合格しなければなりません。受験資格は、薬剤師法によって平成18年4月の大学入学者から、薬学の正規の課程のうち修業年限を6年とする課程を卒業した者(経過措置あり)とされていますので、まず、大学の上記課程に進学することが必要となります。

 平成21年現在、薬学系の学科を設置している大学は全国に74校あります。設立主体別にみると、国立14校、公立3校、私立57校となっています。夜間部や短期大学はありません。

 薬剤師国家試験は、例年3月に2日間の日程で実施されています。平成21年3月に実施された薬剤師国家試験の合格者は11,301人で合格率は74.4%でした。最近5年間の合格率は74%から84%の間で推移しています。試験に合格すると、申請により厚生労働省の薬剤師名簿に登録され、厚生労働大臣から薬剤師免許が与えられます。

 一般社団法人薬学教育協議会が薬学系大学卒業者の進路について調べた結果によると、平成20年3月の卒業生10,109人中、就職約64%、非就職約36%となっています。なお、非就職者の内、約81%は大学院への進学者で占められています。就職した人の就業先をみると、薬局30.7%(全卒業者に対する割合。以下も同)、病院・診療所14.9%、製薬企業8.6%などとなっています。ここ数年の傾向としては、薬局への就業が徐々に増えています。

 薬剤師免許を持ちながら薬剤師業務から遠ざかっている人は女性に多くみられますが、このような人たちが再就職するに当たっては、拡大、多様化している薬剤師業務の内容を把握し、不足している知識や技能を改めて身に付ける必要があります。このため、(財)日本薬剤師研修センターでは厚生労働省や(社)日本薬剤師会などと協力して、薬剤師の資質向上のための生涯研修や未就業薬剤師の研修を企画、実施しています。また、都道府県薬剤師会や地域の支部薬剤師会においても研修会が開催されています。



薬学教育6年制に関するお知らせ(文部科学省)

【あゆみと展望】へ